トロイカのチーズケーキ
トロイカオーナー 高橋 正
「かたいチーズケーキ」の時代
開業当時はまだチーズケーキが珍しかった時代で、地元北上でお客様にとても喜んでもらえました。涙を流して帰るお客様もいて、強く印象に残っています。 ですが、お客様の声の中に「今日のチーズケーキは堅い」という声があったのです。
そこから焼き色もよく口当たりのよいケーキを目指して試行錯誤の日々が始まりました。
チーズ製造への挑戦
理想のチーズケーキを追求するうちに、世の中はチーズケーキブームを迎えていました。いたるところでチーズケーキが販売され、このままではトロイカのチーズケーキが埋没してしまうと危機感を抱きました。
そこで思い至ったのが原材料となるチーズの製造です。
平成9年に北上市内にチーズ工房を設立して、自社工房で作ったチーズを取り入れることは大きな転機となりました。
現在は特に「地産地消」や「食の安全」についてよく言われますが、幸いにも私たちは広く周知されるよりも前にすでに取り組んでいた形となったのです。
チーズは日本で作られるものは白く、外国産チーズを混ぜて作られたチーズは黄色くなる傾向があります。
チーズを作る人間としてそのようなチーズの違いや性質を広めていければと考えています。
また、私たちはチーズケーキにクリームチーズと自社製のカロリーの低いカッテージチーズを半々で使っています。
チーズケーキはカロリーが高いと思われるかもしれませんが、見た目よりもカロリーが低いのが私たちのケーキの特徴の1つです。
そして添加物を一切使用しておりませんので、チーズ本来の味をお楽しみ頂けます。
生まれ変わったチーズケーキ
当初「かたい」と言われていたベイクド・チーズケーキですが、材料を自社チーズに切り替え製法を何度も何度も試行錯誤を繰り返し、改良を重ねました。 そして今現在の新鮮なチーズを使用した滑らかで口当たりの良いベイクド・チーズケーキが完成しました。
今に至るのもお客様のおかげです。これからもお客様の声に耳を傾けながら作り続けたいですね。
そしてもっと多くの方にトロイカのベイクド・チーズケーキをお届けしたいと思います。